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能登は食・文化・景観の宝庫

レストランをオープンする場所を日本各地に求めていたころ、初めて能登に訪れた私たちはこの地の素晴らしさを全身に感じました。目の前には穏やかな海、そこから水揚げされる新鮮な魚介類。民家のすぐ横には自家消費用の畑が広がり、「自らの命を自らの力で保つ」力強い生き方があります。

能登の複雑な海岸線は私たちの目を楽しませてくれます。春先の穏やかな内海(七尾湾側)。冬場に波風が力強く打ち付ける外海(能登半島西側の能登金剛地域)。海と山、人々の暮らす場所が近いこともあり、まるで風景絵画のような景色が能登全域に広がっているのです。

複雑で長い海岸線は海藻をはぐくみ、魚介の産卵場所・生育場所として機能し、豊かな漁場を提供します。ほんの目の前の海に釣り糸を垂らすと大きな魚がたくさん捕れるのは魅力の一つでしょう。そして、ちょうど日本の中心になるので四季を通じて様々な魚種が水揚げされることは言うまでもありません。

人々の豊かな生活とともに、古くからの祭礼、輪島塗をはじめとして珠洲焼、漁具用のガラス工芸、炭焼きなど伝統的な文化が色濃く残っています。能登で生きる人たちが「日常」として多くの文化を引き継いでいることに感動します。古くから積み上げられてきた歴史が今に生きる能登をぜひ体験ください。

食の宝庫

能登には平地部が少ないため大規模な農業生産はありませんが、ひとつひとつ人の手によって大切に育てられた昔ながらの手作り野菜が各地域に息づいています。私たちも地域の皆さんに習いながら能登に昔から生産されてきた大豆、ソラマメ、カボチャなどを生産しております。また、手入れが行き届いた里山からは山菜・きのこ類、目の前の豊かな海からは新鮮なおさかなと、地元で手に入る最高の食材を使用させていただいております。

文化の宝庫

漁業、農業での豊漁・豊作祈願など、神々への感謝の証として祭礼が営まれてきました。自然と共に暮らす能登の人々は自然への畏敬の念を代々と引き継いでいます。能登地域では「キリコ」と呼ばれる巨大な「灯篭」が町中を練り歩く祭りがとくに盛んで、日本遺産に認定されました(平成27年4月)。農業の節目に当たる春・秋には各地でお神輿が町中を巡り、獅子舞の奉納をよく目にすることができます。とりわけ七尾市では奇祭で有名な「お熊甲祭り」、日本最大級の曳山祭り「青柏祭」、能登最大級のキリコ祭り「石崎奉燈祭」と、大規模なお祭りが満載です。

景観の宝庫

能登の風景といえば断崖絶壁を思い出す方がたくさんいらっしゃいます。ごつごつとした岩肌が特徴的な能登半島西側の海岸線は「能登金剛」と呼ばれ、まるで海外を旅行したような気分になります。うってかわって能登半島東側の七尾湾は、能登島を中心に据えて波穏やか。良質な漁場としても知られています。大自然の作る力強さ、漁業の振興と共につくられてきた定置網やボラ待ちやぐらなどほかの地域にない特徴的な海の風景が海岸線を旅すると目にすることでしょう。
能登に散在する小さな町並みは黒々と光る瓦ぶきの屋根、農山村で目につく白壁の農家・蔵。山あいを切り開いて作った田畑などもどこか懐かしさを覚える風景です。